栗原はるみの対談シリーズ vol.2「照英さんとのキッチントーク」

栗原はるみの対談シリーズ vol.2「照英さんとのキッチントーク」

「私のレシピで育った子どもが、もうこんなに大きくなっているんだ」と栗原はるみが感無量の気持ちで見上げるのは俳優、タレントの照英さん。日本テレビ系列「スッキリ!!」の料理コーナーでご一緒して以来、すっかり仲良しに。今日は栗原はるみが開発したキッチングッズを使った料理を二人で楽しみます。

1974年 埼玉県生まれ。映画、ドラマ、CMなど多方面で活躍中。
『天才てれびくんMAX』『すくすく子育て』(共にNHK教育)ほかテレビ番組のレギュラー多数。
日本テレビ系列『スッキリ!!』の毎週木曜料理コーナー「はるみキッチン」で栗原はるみと共演中。
照英さんのブログはこちら

INDEX

  • 第1回 ポテトグラタン
  • 第2回 豆腐と海藻のサラダ、五目炊き込みごはん
  • 第3回 ローストビーフ
  • 第4回 ほうれん草のごまあえ

第1回 ポテトグラタン

栗原
照英くんのことは、NHKの連ドラでみたのが初めてかな?
照英
えーっ、「まんてん」のことですか?
ずいぶん昔ですね、なんか照れ臭いですね。
栗原
そのとき見てて、いい子だなっていう印象だったの。
でも、接点はないし出会うチャンスはなかったのよね。
照英
そうですね、そのあとぼくは時代劇とかバラエティの仕事が多くて、
料理家のかたと一緒に仕事するって感じじゃなかったし。
栗原
そりゃそうよね。日本テレビの「スッキリ!!」で料理コーナーを担当することになって、
じゃあ、というので声をかけさせていただきました。
照英
ぼく、びっくりでしたよ。
普通、料理番組の進行役って女性アナウンサーだったりしますよね。
栗原
そう、私もこれまではずっと女性アナウンサーとやってきたんだけれど、
今回はそうじゃなくて、新しいことをしたかったの。
で、できれば男性で、それもおいしいものを食べて素直にすくすく育った子がいいなあ、って……
照英
すくすくかあ、そりゃそのとおりです、ぼく(笑)
栗原
やっぱり料理だから、普通の生活感覚があって、
センスがよくてユーモアがあって気持ちのいい若者がいいなって思ったとき
思い浮かんだのが照英くん、君なのよ。
照英
ありがとうございます。うれしいなあ。
でも始めは料理も得意じゃないし、なんでぼくなんだろうって
めっちゃめちゃ緊張しましたよ。
栗原
そう、レストランで顔合わせしたのよね。
そうしたらとてもいい子だった。思った以上だった。人柄がいいのよ。
照英
うれしいなあ、そんなふうに言ってもらえると、照れます(笑)。
栗原
照英くんのお母さんと私は偶然にも同じ歳で、
しかも、私の料理をよく作ってくれてるっていうからびっくりしたし、
すごくうれしかった。
照英
ぼくは知らなかったんですけど、おふくろに言ったら、
あら、あなたは栗原さんの料理を食べて育ったのよって。
で、実家の本棚みたら、はるみさんの本がずらっと並んでて、印がついてたり、
なにかはさんであったりして、そういえばこれ、子どものころよく食べたなあ、なんてものもあった。
栗原
だから私の息子みたいなものよね。
私のレシピで、こんなにいい子が育ったんだと思うと感激しますよね。

照英
それだけじゃないんですよね。
うちにかえって女房にその話したら、私もはるみさんの料理のファンで、よく作るわよ、
あなた、おいしいってよく食べてるじゃない、って。
で、お鍋とか食器とか、これもはるみさんのデザインよ、って……
栗原
知らないで食べてたんだ(笑)なんだか不思議なご縁があったのね。
照英
はるみさんに声をかけていただくまで、料理の仕事するなんて思ってもみなかった。
新しい分野に挑戦できて、自分の世界も広がりました。
ほんと、ありがたいです。
栗原
私も息子が増えたみたいで、すごく幸せです。
料理の仕事を始めて30年、私の料理で育った人が大人になって家庭をもって、
今度はその子どもに料理を作ってあげるようになったんだ。
私の味が親子二代にわたって受け継がれているんだなあ、
この仕事を長く続けてきてよかったなあって、照英くんに教えられました。

照英
わっ、うまそー、このチーズがフツフツいって、こぼれそうなところがたまんないですね。
栗原
これはうちの夫と娘の大好物なの。
私と息子はどちらかというと和食好きなんだけど、
夫と娘はクリーム系の洋食が大好き。
昔、娘はこれをたっぷり食べたあと「明日からダイエット」っていうのが口癖だった。
照英
わかりますよ。これ、出されたら食べずにはいられない。
栗原
グラタンは熱々を食べたいから、このまま食卓に運んで。
熱いから気を付けてね。
照英
取っ手がついてるのがいいですね。持ちやすくて。
栗原
いいでしょ。取っ手がついていることでデザイン的にもおもしろいし。
照英
グラタン皿ってうちにもあるけど、なんか形が決まってますよね。
栗原
そう、それでグラタンにしか使わない。
照英
なんか、使っちゃいけないみたいな気になる。
栗原
暮らしの器って、ひとつしか使い道がなかったら、
もったいないし楽しくないじゃない。
これだったら角鉢として普通におかずを盛ってもいいし、
この間はこれをカツ丼のどんぶりに見立てたの。
照英
すげっ、大盛りですね。食べたいなあ。
栗原
たとえば懐紙を敷いて、漆の小皿やおちょこを入れてトレーがわりにしたりとか。
和風のおもてなしにも使えるでしょ。
照英
そうかあ、食器としてだけじゃないんだ。思いつかなかった。
栗原
これはカジュアルだけど、使い方次第で改まった感じにもなる。
色も和洋どっちにもなじむのよ。
照英
重ねられるし、色違いで欲しくなりますね。

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