



1974年 埼玉県生まれ。映画、ドラマ、CMなど多方面で活躍中。
『天才てれびくんMAX』『すくすく子育て』(共にNHK教育)ほかテレビ番組のレギュラー多数。
日本テレビ系列『スッキリ!!』の毎週木曜料理コーナー「はるみキッチン」で栗原はるみと共演中。
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- 照英
- ごまをするって、なんだか懐かしい光景だなあ。
すり鉢持ってる家って、今、少ないんじゃないですか。
- 栗原
- 私の母はごまあえ、ごま汁、ごま煮と、ごま料理の名人なの。
今でもほとんど毎日ごまを炒ってすり鉢ですってる。

- 照英
- へえ、でも今はねりごまもすりごまも売ってるから、なかなかねえ。
- 栗原
- 私も時間がないときには、すりごまもねりごまも使うけれど、
やっぱり自分で炒ってすり鉢ですったごまは格段においしいのよ。
- 照英
- ほんとだ、こうしてすっているといい香りがたってきますね。
- 栗原
- でしょう。瓶詰のねりごまだと、この香りにはならないわね。
市販のすりごまも、使う前にさらに軽く炒るとぐんと芳ばしくなって全然違う。
いつでも一からきちんと手作りでというと、料理が嫌になっちゃうから、
忙しいときには市販品もどんどん使えばいいんだけど、
ほんとうのおいしさは知っておいてほしい。
ていねいに手をかけて作ればそれだけおいしくなるんだ、
ということがわかれば、料理するのが楽しくなると思うの。
ごまをするその時間、手間のなかに、おいしくあれという思いを込めたい。
- 照英
- ほんとだ、なんかこうやってすっていると、幸せな気持ちになってきますね。
- 栗原
- そう、若い人にごま料理のすばらしさを知ってほしくて、
カジュアルでおしゃれなすり鉢をいろいろ考えました。
- 照英
- これなら盛り鉢として食卓にだせますね。
作ってそのままだせるから、合理的でもある。
- 栗原
- 従来の大きいものと、これとふたつ持っていれば完璧。
まず気軽に使える小サイズを使って、すり鉢に親しんでほしいな。
- 照英
- だいぶなめらかになってきましたけど、これくらいでいいですか。
- 栗原
- まだまだ。ほうれん草のあえごろもはもっとねっとりしていたほうがいいの。
もちろんこれくらいの粗ずりもおいしいし、これくらいのほうが合う野菜もあるけど、
ほうれん草とか小松菜は脂がにじみ出るくらいなめらかなほうがおいしいの。
でもみんな、その手前でやめちゃうのよね。
これくらいでいいや、って。
でもその先に実はもっとおいしい世界があるのよ。
そこを知ってほしい。
- 照英
- はるみさんって、ほんと徹底してますよね。
サラダの野菜の水切りも、あのブンブン回すやつ(水切り器)でやったあと、
さらにふきんで一枚一枚ていねいに拭くんですもん。
おまえら(野菜)かわいがられてるよな、って感じ。

- 栗原
- ハハハハハ、でもそうしないと水っぽくておいしくないのよ。
そういうちょっとした手間で、おなじレシピでもぐんとおいしくなる。
- 照英
- 常に前進、さらにその上をめざす。アスリートですね。
- 栗原
- 料理ってやればやるだけ上手になるし、おいしくなる。
ゴールはないのよ。がんばればそれだけ上達する。
だから楽しいし続けられると思う。
たとえばほうれん草をゆでるのも、お湯をわかして、ただばさっと入れるんじゃなくて、
根っこのほうから入れて、それから葉のほうを入れて……
- 照英
- ああ、根っこのほうが火が通りにくいってことか。
- 栗原
- そう、そして、ゆだったら水に十分さらして、
水気も絞りすぎずゆるすぎず、結構経験がいるのよ。
何度もやって自分でコツをつかまないと。
どんな簡単な料理でも、ひとつひとつの工程を丁寧にやるのと、
とりあえずできればいいやって、適当にやるのとでは、仕上がりが全然違う。
- 照英
- そうかあ、なかなか奥が深いですね。
- 栗原
- 照英くん、「スッキリ!!」にでるようになって、だいぶ上達したよね。
- 照英
- いやあ、収録直後は、よし、うちに帰ったらやろうと思うんですけど、
女房がいるとつい任せちゃう。

- 栗原
- でも包丁さばきがすごく上手になった。
見ててわかりますよ。照英くんは釣りをやるから前から料理はできたんでしょ。
- 照英
- まあ、アジとかタイとかいちおうさばけますけど、
結婚してからはあんまり台所に立たなくなりましたね。
- 栗原
- 二人目の赤ちゃんも産まれたことだし、
これからは奥様を手伝って、うちでも料理してください。