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ゆとりの空間の箸

私たちの日々の食事に欠かせない箸。毎日使うから、気に入って愛着が持てるものを、心地よく手にしたいもの。同じ箸でも、素材や形、色やデザインは様々です。ふだん使いからギフトにおすすめのものまで、ゆとりの空間の豊富なラインナップをご紹介します。

六角箸

握りやすく、持ちやすい六角箸。六角形の面が手にちょうどよくなじみ、心地よく使っていただけます。ベーシックに日常使いができるものから、帯状にアクセントをつけた漆塗りタイプもご用意しています。ゆとりの空間が定番としておすすめする形です。

「越前塗 六角帯箸」は、拭き漆(木地に生漆を塗って布で拭き上げる作業を繰り返し、木目を活かして仕上げる技法)の施しをしています。深い焦茶のベースに浮かぶ木目に、自然の香りを感じる箸です。アクセントとなる帯状の金銀のデザイン、ちょうどいい長さもあって、落ち着いた雰囲気でユニセックスに使える箸です。

定番として長く人気のシンプルな「六角箸」(写真左)は、どんな食卓でも合わせやすく、家族分を同色で揃えたり、夫婦で色を分けて使うのもおすすめです。
「ひのき塗分箸」(写真右)は洋食器との相性がよく、カジュアルに使っていただけます。ホワイトとブラックのモノトーンで組み合わせたり、ビタミンカラーのイエローを差し色に、いつもとは違う雰囲気の食卓作りにも。

手元を美しく見せる細箸

スマートな佇まいで、美しい所作を演出してくれる細箸。先端に向かってすっと細長く伸びる箸先は、小さい食材や料理を掴みやすく、和食と相性が良いのが特徴です。細い分、少し長さを出してバランスがとられているため、箸先も扱いやすくなっています。
丈夫とされる竹や、強度ある製法の積層材(木と樹脂を圧縮加工した素材)を採用し、細いながらもしっかりとした硬さで、日常使いにタフに活躍します。

しなやかな竹の質感を感じられる「竹ドット」。持ち代(箸を持つ部分)にあしらわれた3つのドットがアクセント。竹は繊維がまっすぐに入っているため、細く削っても強度が保たれます。しなりがあり、力を入れても折れにくい、頼れる箸です。持ったときの見え方もスマート。つやがあるため、滑りにくく、手のひらに安定するのもいいところです。

積層材という素材(木と樹脂を圧縮加工した素材)の強度を活かし、細く仕上げた「細角」(写真左)。硬くしなりが少ない素材のため、強度があります。全体的に細い分長さがあり、重心を感じず、軽く手にしやすい。耐久性だけでなく耐摩耗性もあり、劣化による毛羽立ちが起こりにくいのが特徴です。
「すす竹箸」(写真右)は食卓に映える鮮やかなカラーで、四角形の上下2面のみに色付けがされています。中華料理、エスニック料理の食卓が似合う、雰囲気のある箸です。

デザインアクセント

毎日食卓で使うものだから、好きなデザインを楽しみたいもの。ワンポイントでアクセントをきかせるものから、遊びをプラスするものまで揃えました。
料理やその日の気分にあわせて食卓にコーディネートしたり、お客さま用にまとめてストックするのもおすすめ。お求めいただきやすい価格帯で、すべて食洗機対応なのもうれしいラインナップです。

シンプルにワンポイント星をあしらったデザイン「スター」。定番人気だったものを食洗機対応にしてリニューアル、お手入れがより簡単になりました。素朴な木の雰囲気に、気取らないデザインはそのまま、さりげない星のあしらいがきいています。どんな食卓にも合わせやすく、使い勝手のよい箸です。あつまりごはん用としてもちょうどよいデザインです。

舞い散るサクラの花びらをイメージしたホログラムプリントの「さくら」(写真上)。見える角度できらきら表情を変えるのが楽しいデザイン。
ランダムに描かれた大きめのドットに遊び心を感じる「ランダムドット」(写真左下)は、カジュアルな雰囲気で、食卓のアクセントに。気軽にふだん使いしていただけます。
細い糸を巻き付けたようなあしらいの「金糸/銀糸」(写真右下)。繊細なボーダーのようにも見えるデザインは、日常使いだけでなく改まった席にも使えます。
いずれも何膳か揃えて、気分で使い分けたり、箸置きとの組み合わせを楽しんだり、食卓を楽しむ工夫が生まれそうです。

漆塗りの手仕事

一つひとつ職人の手により、丁寧に作られた漆塗りの箸。ひと言で漆塗りといってもその製法は様々。それぞれに趣があり、こだわりと繊細な手仕事が感じられます。それを贅沢に日常使いとして味わうのはもちろん、大切なお客さま用として揃えておくのにも向いています。上品な仕上げでギフトにもおすすめです。

▲輪島塗 能登ひば拭き漆箸
手になじむ丸みのある形で、その軽さに驚く「能登ひば拭き漆箸」。能登ひばの木目を活かすため、「拭き漆」という技法を採用しています。
天然の能登ひばの美しい木目と、同じく天然の漆ならではのやさしい風合いが特徴です。
手に負担をかけない抜群の軽さ、ふんわり安定感のある握り心地で、食事をよりおいしく感じさせてくれます。和だけでなく、洋の食卓にも合わせやすい雰囲気も魅力です。

  • 抗菌作用のある能登ひば 石川県の県木「能登ひば」は、能登地方で育つ針葉樹。「ヒノキチオール」という天然成分を含むことで、抗菌作用をもち、カビなどの繁殖を防ぎます。湿気に強く、非常に腐りにくいため耐久性にも優れています。

  • 拭き漆 木地に漆をすり込み余分な漆を拭き取る作業を繰り返す「拭き漆」という技法により、木目を透かせて、美しい仕上がりに。やさしい風合いとぬくもりが生まれます。

  • 乾漆 ザラザラとした箸先の質感は、乾漆という施しによるもの。料理をつかむ際の滑り止めと、補強をかねた仕上がりです。

▲越前塗 刷毛目塗り分け箸
刷毛(はけ)目をあえて残す仕上げ塗装に、繊細な手仕事が感じられる箸。手にしたときに、本格的な漆の質感をわかりやすく感じられます。
四角形で全体的に細く華奢に作られた木地は、特に箸先の作りにこだわっています。角が残らないよう磨き、極細く丸い仕上がりが特徴です。細かい食材をつかみやすく、和食との相性も抜群です。

  • 一つひとつ表情が異なる刷毛目の塗り 刷毛目を残しながら丁寧に塗り重ねていきます。マットな仕上がりで、握ると刷毛目の凹凸から、漆塗りの上品な質感が伝わります。

  • 箸先はまさに職人技 箸先の丸く細長い仕上がりは格別で、削るのが難しく、まさに職人技。食事をするときの口当たりもやさしく、細かい食材をつかむのに最適です。

▲越前塗 研ぎ出し箸
研ぎ出しの表情が違う趣ある箸。異なる色の漆を重ね塗りし、削って下に塗っている漆の表情が見えてくる、手間ひまかけた職人仕事がうかがえる箸。かすれて浮かび上がる漆の表情が豊かで、1点1点、手作業で行っているため、仕上がりに個体差があるのもまた風合いです。箸先は乾漆という技法で、滑り止めと補強を兼ねています。最後に磨き上げてつやを出し、上品に仕上げています。

  • 木地を整える 木地は国内で加工しています。四角形の角がなめらかで、手になじみやすい形。頭の部分に丸みを持たせ、やさしい雰囲気に。

  • 漆を重ねて塗る 赤い漆をぬったあと、上から黒い漆を塗り重ねていきます。手間ひまかけた職人仕事がうかがえます。

  • 研ぎ出しで、表情をつける 塗り重ねた箸を研ぎ出して、柄をつけていきます。1本1本柄の出方が違うため、その表情に趣が感じられます。下地が黒いものは「根来」、朱のものは「曙」と呼ばれます。

取り分け箸  菜箸

あつまりごはんなどで使う取り分け箸、調理の際に活躍する菜箸。食卓とキッチンで、道具として使う2種類の箸をご紹介します。

取り分け箸は、大皿の盛りつけの際に一緒に食卓にセッティングするだけで、丁寧な印象になります。
「取箸 細角」(写真上)は積層材(木と樹脂を圧縮加工した素材)を採用しており、耐久、耐水、耐摩耗性に優れています。食卓で食事に使用する箸と区別がつくよう、長めに作られています。スマートに長く伸びる箸は存在感があり、道具としての役割だけでなく、食卓でスタイリッシュなアクセントに。
トングのような形をした「古代箸」(写真下)は、料理家 栗原はるみも好んでよく使用しています。煮ものはもちろん、サラダなどに添えるのもおすすめの使い方です。

用途によって使い分けができる「用途別菜箸 3組セット」は、ゆとりの空間のベストセラー。
混ぜたり、つかんだり、つまんだり…何役もこなす、キッチンに欠かせないアイテム。
竹製で、しなやかで軽く、手によくなじみます。
調理工程に合った菜箸を使えば、料理をする時間もより楽しくなります。
また、高知県産の四万十ひのきを使用した「角菜箸」は、材質自体に油成分を多く含んでいるため、水切れ・水弾きが良く、乾きやすいのが特徴です。角ばった箸先で、うどんやそば、パスタなど、滑りやすい麺類の調理にもおすすめです。

箸は毎日使うものだから、丁寧にお手入れをして、なるべく長く使いたいものです。
天然木材・天然漆を使用している箸は、食器洗浄機、乾燥機、電子レンジなどの使用は避けましょう。食事で使った後は、スポンジでやさしく洗って、布巾で水気をしっかり切ってください。そして一年に一度くらいは、くたびれていないかチェックを。
もし箸先が削れていたり、漆塗りがはがれていたりしたら、買い替えのタイミングです。
新しい箸を迎えましょう。

ゆとりの空間の箸