材料(作りやすい分量)
- 栗…1kg
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- 砂糖…500~600g
- 重曹…小さじ2~3
作り方
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1鍋に湯を沸かし、ごく弱火にして栗を5~6個入れる。2~3分経ったら栗に火が入りすぎないように1個ずつ取り出し、底の方から包丁を入れて鬼皮をむき、水に浸ける。あれば栗を持つ手にビニール手袋や軍手をすると、熱いまま作業できる。このとき、渋皮に傷がつかないよう注意する。むきながら、また湯に次の栗を5~6個入れて、を繰り返す。鬼皮がふやけてむきやすくなるよう、数個ずつ湯につけながら作業を。渋皮に傷がつくと、そこから煮くずれするので注意。
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2鍋に①の鬼皮をむいた栗を入れ、かぶるまで水を加えて火にかける。煮立ってきたら重曹小さじ1を加え、弱火にしてアクを取り、約10分ゆでる。重曹を加えて弱火で静かにゆでます。重曹を加えるとアク抜きになり、早くやわらかく。栗が重ならないように大きめの鍋がおすすめ。
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3火を止めて鍋ごと流し台に移し、鍋肌から水道の湯を注ぎながら水を入れ替える。急な温度変化や流水が栗に直接あたると渋皮が傷つくので、渋皮が傷つかないよう、指の腹でやさしくこすりながら、ここで取れる筋や繊維は竹串などを使って取り除き、水をはったボウルに入れる。
※鍋が2個あれば、④の湯を沸かしておくとよい。 -
4鍋に湯を沸かし、沸騰したら重曹小さじ1を入れ、水気をきった③の栗を加え、約10分ゆでる。
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5ゆで終わったら③を繰り返し、最後は湯に重曹を入れずに約10分ゆで、重曹を抜く。栗のアクが強い場合は、③と④のゆでこぼす作業をもう一度繰り返してから、最後は湯だけで5分ゆでる。栗をやさしくこすりながら、余分な渋皮を落とし、湯をかえて好みのやわらかさになるまでゆでて。
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6栗をきれいにして鍋に入れ、ひたひたの水(約4カップ)と砂糖の1/3量を加えて落とし蓋をして火にかける。煮立ったら弱火にして約10分煮る。残りの砂糖を2回に分けて加え、再び落とし蓋をして20~30分静かに煮る。火を止め、そのままおいて味を含ませ、冷ます。余分な筋や繊維を取り除き、栗がやわらかくなってから、砂糖を3回に分けて加えます。落とし蓋をして、煮汁を含ませて。煮汁につけたまま冷ますと甘みが入っていきます。
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7煮沸消毒した保存容器に入れ、冷蔵庫で1週間~10日保存可能。作ったその日に食べられるが、翌日以降の方がさらにおいしい。かびないようにシロップにつけたまま保存します。
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