HOME >
調理食器の世界


ゆとりの空間の代表的な食器のひとつでもある、リムトレー。まだパチパチと音が鳴っているできたての揚げものをのせ、そのまま食卓へ。揚げたてを頬張るみんなの顔がうれしい、そして洗いものも少なくなる、そんな商品です。
今回は、ゆとりの空間で調理食器と呼んでいる、キッチンでも食卓でも使える食器についてお伝えします。
今回は、ゆとりの空間で調理食器と呼んでいる、キッチンでも食卓でも使える食器についてお伝えします。

キッチンから食卓へ
料理は、誰かのために作るときはやる気が出るけれど、自分ひとりだと、つい手を抜いてしまいがち。仕事で疲れたときは、簡単に済ませようと冷蔵庫を開けて、作り置きのおかずが入った保存容器を取り出し、そのままレンジで温めて食べてしまうこともありました。そんな頃に出会ったのがスタッキングマグです。

保存容器の代わりに、スタッキングマグへおかずを小分けにして重ねて入れておきます。食べるときにそのまま食卓へ出せば、小鉢のひとつになるし、自分用にも家族と囲む食卓でも、これなら見た目にもおいしそう。
使いながらふと気づいたのは、冷蔵庫の中の空気感が変わることでした。無機質な保存容器が並ぶ中に、このマグがあると、遊び心が生まれて楽しい空間に。
使いながらふと気づいたのは、冷蔵庫の中の空気感が変わることでした。無機質な保存容器が並ぶ中に、このマグがあると、遊び心が生まれて楽しい空間に。

卵液を入れたトーストトレーに、食パンを浸し、冷蔵庫で一晩寝かせておきます。翌朝、眠い目をこすりながらトレーごとそのままオーブンに入れれば、フレンチトーストのできあがり。ちょっと贅沢な朝食を迎えるのにぴったり。
キッチンと食卓の距離を縮めて、スムーズで風通しの良い流れが生まれるのは、調理食器ならでは、そう感じました。
キッチンと食卓の距離を縮めて、スムーズで風通しの良い流れが生まれるのは、調理食器ならでは、そう感じました。
おいしいポテトチップス
以前、友人宅でご飯をごちそうになった後、私が洗いものをしていた時のこと。お酒のおつまみにポテトチップスを食べようという話になり、友人が「何でも良いからお皿あるかな?」と言われ、周りを見渡すと、ほとんどの食器は濡れている状況。「これでいいや。」と友人が何かを持っていきました。私が洗いものの続きをしていると、後ろで友人たちが「これはすごい!ぴったりだ!」と盛り上がっています。 何のことやらと、食卓に戻ってみると、浅いステンレスのバットにポテトチップスが盛られています。

まるで…揚げたてのように。
もちろん、これは調理食器ではありません。
調理用のバットが、偶然にもそう見えただけなのですが、食卓は盛り上がり、そのポテトチップスは不思議ととてもおいしかったのを、今でも覚えています。
もちろん、これは調理食器ではありません。
調理用のバットが、偶然にもそう見えただけなのですが、食卓は盛り上がり、そのポテトチップスは不思議ととてもおいしかったのを、今でも覚えています。

わが家には脚のないワイングラスがあります。
収納の都合で選んだのですが、普通のワイングラスよりも頻繁に使っています。ワインだけではなく、リキュールを炭酸で割ったり、喉ごしが良いドリンクを飲むときに選ぶことが多いです。 元々ワインを飲むためにデザインされたグラスの肝心な部分を取り除いて、シンプルにした結果、用途も使う楽しさも広がっている。 今ではわが家のメイングラスとして、愛用中です。
収納の都合で選んだのですが、普通のワイングラスよりも頻繁に使っています。ワインだけではなく、リキュールを炭酸で割ったり、喉ごしが良いドリンクを飲むときに選ぶことが多いです。 元々ワインを飲むためにデザインされたグラスの肝心な部分を取り除いて、シンプルにした結果、用途も使う楽しさも広がっている。 今ではわが家のメイングラスとして、愛用中です。
映画を見た後は、その世界観にしばらく浸る
調理食器を使うようになり、バットの出来事やワイングラスのことなどを通じて、調理食器は実用性だけではないということがわかりました。それは、「料理をすること、食べること」そのどれもがちょっとだけ楽しくあったらという、彩りのような、願いのようなもの。
「これはこうだ」という決めつけを少しだけ外してみる、そんな視点で日常の食器や道具を見渡してみるとそこには見たこともない「楽しい調理の世界」が待っている。
調理食器は、そんな楽しさに気づかせてくれるものだと思います。
文章:ゆとりの空間編集部