2nd_anniversary

HOME さもないことと家族 > さもないことと家族 その3 おべんとう10年

さもないことと家族

さもないことと家族

その2

目次に戻る

その4

-今またおべんとうが人気ですが、
栗原さんちのおべんとうはどんなメニューだったのでしょう。
はるみ
うちは子どもたちが、幼稚園、中学、高校とおべんとうだったから、合わせて10年間、毎日早起きしておべんとう作っていました。友はとにかく肉のおかずと味つけごはんが好きで、から揚げとかピーマンの肉詰め、チャーハンやオムライスをぎっしり詰めて、すごいボリュームの肉べんとうだったわね。
心平
友達がねらって食べに来たって?
はるみ
そうそう、だからいつも多めに入れてた。「明日、先生の分も持って来るね~」なんて担任の先生と勝手に約束してきたりして、もうこっちは朝から一生懸命!(笑)。
心平
そういえば、おべんとう開けたらいきなりカレーライス! すごいびっくりしたこともあったっけ。
はるみ
あら、そうだった?(笑)。心平は魚の照り焼きとか、肉じゃが、ごまあえ、卵焼き…、和風のものが好きだったわね。どちらかというと心平と私は味覚が似てて、和食や中華が好き。友は主人に似て、昔から洋風好みだった気がする。
-おべんとう男子も話題になっていますが、
心平さんはおべんとうを作ることありますか。
心平
廉平(息子)が幼稚園の2年間、ずっと僕の分と一緒に作っていました。
はるみ
あら、廉くんと美由紀ちゃん(お嫁さん)に作ってると思ってた。
心平
自分と子どもにだよー!! ほんとに天然なんだから(爆笑)。
はるみ
今どきの男子はやさしいなぁと思って(笑)。
心平
料理の仕事をしてるから、ごはん作りや後片付け、冷蔵庫の整理も、できることは全部やろうと思ってる。どんなに夜遅く帰っても6時半には起きて、ふたり分のおべんとうを作っていました。
はるみ
おべんとうは毎日のことだから大変。よく続けられたわね。
心平
ていねいに作りたいなと思って、ちょっと頑張りました。母親がていねいに作ってくれていたからね。子どもが手抜きだと感じたらイヤだよね。自分が食べてたおべんとうと、僕が作るおべんとうは、やっぱりつながってると思う。
はるみ
そう言われるとうれしいわ。廉くんが喜ぶのは?
心平
きゅうりが大好きで、実はちくわにきゅうりを通したのがいちばん好きかな(笑)。煮豆も好きで、僕の煮豆よりみ~み(はるみさんの呼び名)の煮た豆がいいって。
はるみ
私と好みが似ているの。今日も煮豆を作ってあるから持って帰ってね。
心平
前におべんとうを詰めるコツを聞いたら、続けているうちに上手になる、継続は力だって言ってたよね。
はるみ
そうね、前の晩に少し準備をしておいて、忙しい朝の時間の中で手際よくやるヒントを、自分なりに考えてみることも大切よね。夕飯の残りをそのまま入れるのは、子どももうれしくないでしょ。どうやって変化をつけて、喜んでもらえるおべんとうにするか、楽しみながら工夫するの。
心平
うん、喜ぶ顔を見ると頑張ろうって思うよね。とにかくごはん作るの好きだから。でも、夏休みに嫁さんと子どもが実家に帰ったときは、料理がヘタになっちゃった(笑)。
はるみ
私は自分ひとりでも、けっこう楽しんで作るけど、やっぱり喜んでくれる人がいた方が作りがいがあるものね。廉くんはパパのおべんとうのこと、なんて言ってた?
心平
おいしいって言ってたけど、僕が作るのはふつうのことだから。そういえば幼稚園の遠足で、3家族のおべんとう作った! そこんちの子どもが「今世紀最大おいしかった!!」だって(笑)。
はるみ
うれしいわね。廉くんもパパのおべんとう自慢だったかも。
心平
4月から廉が小学1年生でちょっと寂しい気もしてたけど、今度は運動会で今世紀最大を更新するおべんとう作ろうっと!
はるみ
いいわね~頑張って!(笑)。おべんとうはきちんと作り続けたら、絶対に料理上手になれると思う。組み合わせや盛りつけで、美意識も生まれるし、限られた時間で作るから段取りもよくなるでしょう。おべんとうは料理上手のいちばんの早道ね。
(つづく)

その2

目次に戻る

その4

お買いもの
ご案内